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  明るい社会作り運動とは?

 明るい社会づくり運動(略称・明社運動)が生まれた昭和四十四年は、日本の経済が高度成長の波に乗っている時で、空前ともいえる物質的繁栄の時代を迎えたのでありますが、その半面には、人間性の喪失とエゴをむきだした権利主張など、憂うべき人心荒廃の兆しがあらわれておりました。
 こうした社会状況の変化と、精神的荒廃の趨勢に心を痛めた「宗教法人・立正佼成会前会長・(故)庭野日敬氏」は、「心の豊かな、明るい、住みよい社会をつくろう」との趣旨を掲げて、この運動を提唱し、実践の陣頭に立ちました。「世の中には、世界の大調和を希求する心をもつ人がたくさんいる。また社会をよくするために役に立ちたいという″善意″をもった人たちもたくさんいる。」
 「しかし、そういう″心ある人びとの善意″がバラバラに存在していても、現実に世の中をよくする力となって動き出さない」・「これは、何とかしないと」と言う声の中、
昭和四十四年四月、香川県高松市の市民会館で開催された「明るい社会づくり運動推進大会」をその第一回として、善意の心を結集する運動がスタートしました。

 その年から数えて十二年、当初の住民運動は、やがて市民運動となり県民運動へと高まり、全国各県ごとに明社協議会が結成された現在では、国民運動への志向と共に、昭和五十五年三月には「明るい社会づくり運動全国協議会」の発足もみるに至ったのであります。

 1969(昭和44)年に始まった「明るい社会づくり運動」は、一人ひとりの自覚と責任による行動をもととして人々の善意を呼び起こし、その善意が寄り集うことで、地域を根底から変革していくこと、さらには、人と人、人と自然との間に調和の保たれた平和な社会を築くことを目指してきました。
この35余年の間、私たちは感謝・協調・奉仕の精神のもと、全国各地で環境美化、家庭教育、社会福祉、海外協力といった様々な活動に取り組み、全国の都道府県、市町村のほとんどを包括する形で地域ごとに協議会が結成されるに至りました。
 しかし、社会が複雑化し個人のニーズも多様化している今日、一つの運動体の力だけでは、「明るい社会」の理想は到底達成することはできません。そこに、地域から全国までの様々な市民団体や諸グループが共に協力をし合い、行政や企業とも連携をして国づくりを進めていく重要性が叫ばれる所以があります。
 また、社会の構成員としての自覚と責任意識が希薄化するなか、分断され孤立化した「私」をあらためて「公」とむすび、社会連帯意識を醸成していくことが益々緊要になってきています。
このような認識に立って、善意の結集によって、真に豊かで生きがいのある「明るい社会」の実現に取り組んできた「明るい社会づくり運動」は、これまでの実績を踏まえつつ、時代に相応しい形で組織自らの改編を行い、「特定非営利活動法人 明るい社会づくり運動(略称:全国フォーラムネット)」として歩んでいくことを決意いたしました。

 

明るい社会作り運動とは? 国立明社事務局

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